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積み木で育つ知恵B

和久洋三の「童具館」は、積み木・木のおもちゃなどの「童具」によって子どもたちの創造力と共生意識を育てます。
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積み木もいろいろ、いいおもちゃには条件があります  和久洋三

3 単純な数量的法則がある

 積み木のかたちや大きさに法則があることによって、いろいろな組み合わせができ、遊びは無限に広がります。
 私が創作した積木や童具は、30ミリを基本の寸法とし、すべての部品は4分の1倍(7.5ミリ)、2分の1倍(15ミリ)、1.5倍(45ミリ)、2倍(60ミリ)、3倍、4倍……の割合に創ってあります。これによって、いくつかのピース(部品)を重ねると必ず同じ高さや長さがつくれるようになっています。ですから、すべての童具を一緒に使って遊ぶことができ、成長と共に別の童具を買い足していっても無駄になるものはひとつもなく、愛着を持って長く大切に使い込むことができるようにつくられています。
 ピースの数が多くなれば、ダイナミックで複雑な遊びができます。自分の背丈より高い塔、白雪姫と7人の小人のお城の中のベッドや椅子など、イメージがどんどん広がります。
 たくさんのピースを使いこなそうとすれば、おのずと遊びの持続時間も長くなり、集中力も高まっていきます。
 注意力もつきます。「あれとあれを組み合わせるともっと楽しくなるんじゃないかな」という視点があると日常生活でも物事を漫然と見ていられなくなります。発見の多い毎日はきっと楽しいはずです。

4 素材は、いのちのぬくもりを感じさせる白木を

 私は童具の素材は、一部の部品をのぞき、すべて白木を使っています。木は生きています。呼吸しています。白木のぬくもりは生命のぬくもり。使い込むほどに手になじみ、自分の手垢や汗に染まるほどに子どもは童具との絆を強めていきます。値段はちょっと高くなりますが、子どもからまたその子へと、長く長く使い続けることができます。
 また、軽くて安全ということでプラスチックやコルクの積木もあるようですが、軽いものは安定感がなく、高く積み上げようとしても崩れてしまうので、遊びが制限されてしまいます。そして、同じものであれば、大きいものは重い、小さいものは軽いという自然界の偽りのない事実を示すことも大切です。


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