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探求認識活動(探究心の育成)・童具館

和久洋三の「童具館」は、積み木・木のおもちゃなどの「童具」によって子どもたちの創造力と共生意識を育てます。
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探求認識活動(探究心の育成)

探究認識活動(認識の形式)=理への希求―探求心の育成

理(ことわり)への希求は子どもにとって、意識をする、しないにかかわらず、基礎的な原理の発見や認識という活動となって展開されます。
ボールを遠くに投げる時には、強い力(エネルギーの法則)を必要とすることを子どもは遊びを通して知っていきます。
また、ボールを壁にぶつければ、かならずはねかえってくること(作用と反作用)を知ります。
そこでは入射角と反射角の原理が存在することも直感します。
積木は積めば高くなる。
並べれば長くなる。
物体はかならず下に落ちていく(万有引力の法則)。
こうしたことを通して身につけていく活動がこの<探究認識活動>です。
しかしさらに、パズルや知恵くらべの遊びの中にある論理的に一つの答えを探る遊びもこの中に入ります。学問領域では<科学>的認識や態度の育成につながります。<みたて遊び>や<パターン遊び>は表現活動が中心になるのに対して、この遊びは活動の結果として、秩序や因果の認識、探究心や論理的思考を育てる活動となります。

8個の立方体による探求認識活動

意識するしないにかかわらず、この三つの活動を子どもやわたし達はしています。
しかし、探究活動を幼児期に分離して行う必要はありません。この活動を意識しすぎると教え込もうとすることになり、せっかくの楽しい遊びが遊びでなくなることがよくあります。みたて遊びやパターン遊びの中にこの活動はしぜんに含まれています。母親や保育者は遊びの中で子どもの意識をはっきりさせるために、時に応じてさりげなく言葉かけをする程度にしてください。
いずれにしても子どもたちは好むと好まざるとにかかわらず、以上あげた三つの思考形式の中で遊んでいます。
そして、この三つの思考形式は、子どもの遊びの中で、混然一体となっていることがほとんどです。
例えば、子どもが積木で、建築物をつくりだす時のことを考えてみましょう。
均整のとれたそのかたちは美的な表現がされている点でパターン遊び(美の形式)になっています。
また身近な生活の中で存在するものを表現している点ではみたて遊び(生活の形式)でもあります。
そして、左右の柱の高さを一致させたり、崩れない構造をつくりだすという点では探究認識活動も行っているわけです。

いくつかの例を写真によって紹介しましょう。





この門をつくれた子は高さの認識ができている子どもです。
「どっちがバスで
  どっちが電車?」
短い方をバスと言える子は長さの認識がある子です。
「お菓子があるけど、あっちとこっち、どっちが欲しい?」
「こっち」
5個の方を選んだ子は数量認識が育っている子どもです。
「このお風呂には立方体がいくつ入れる」
2つと答えられる子は容積と体積の関係を直感している子です。

子どもたちは写真にあるような探究認識活動をひとり遊びや、母親や保育者との遊 びの中で自然発生的に行っています。わざわざ教え込もうとしなくても積木遊びによって、数量や形に関する概念はしぜんに身についていきます。

同様に人間の思考や行動もこの三つの思考形式がほとんどの場合、有機的なつながりをもって成立しています。
だから理や愛から美が求められたり、美や愛から理が求められたりします。


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