積木遊びには人間が求める3つの世界があります
遊びは大きく2つに分けることができます
●気まぐれに、なんだかおもしろそうだと気軽に取り組む<気晴らし活動>。
●努力をいとわず、知恵や技を駆使して真剣にものごとを成し遂げようとする<探究創造活動>。
しかし、ほとんどの場合、人間が自分から進んでする活動は気晴らし活動から探究創造活動に移行してゆきます。
探究創造活動が始まるとそれは3つの領域に向かいます
●みたて遊び(ごっこ遊び)
身近なものへの共感感情はみたて遊びとなって現れますが、やがてそれは共生意識や愛に発展していきます(探究領域:哲学・宗教)。
●パターン遊び(模様遊び)
平面や立体の美しい形への関心がパターン遊びとなり、その活動は美意識を育んでいきます(探究領域:芸術)。
●認識探究活動(パズル・ゲームなど)
ものごとの因果関係や秩序に対する答え探しがパズルに、競争心と公平さを同時に満たそうとする気持ちが様々なゲーム遊びに向かわせ、その中で論理的な思考を育成していきます(探究領域:科学)。
また、パズルやゲームに限らず、みたて遊びやパターン遊びの中で高さや長さの関係を考えながら、事物やパターンを構成する時にもこの活動はしぜんに行われています。
愛や美や真理を子どもは遊びの中で楽しみながら学びとろうとしています
ここで心にとどめておきたいことは、大人が真剣に求めている真理、つまり愛や美や真実を子どもは遊びの中で楽しみながら学びとろうとしていることです。この子ども(人間)が本来希求している世界を私たちは今まで子どもたちに与えることをないがしろにしてきました。
童具を通して、この人間(子ども)が求めている世界を提供する。わたしは全国の子どもたちの喜び楽しむ姿に接して、ますますこの観点で子どもの遊びを見つめることの大切さを確信しています。
さて、童具には二つの中心軸があります。ひとつはボール、ひとつは積木です。ここでは積木を例にとって話を展開してみましょう。
|