アトリエでのことです。親子クラスから幼児クラスに進級する時、子どもの態度は三つに分かれます。
1) 今まで親に甘えていたのが嘘のようにひとりの活動を楽しむ子ども。
2) 泣き叫んで親を何がなんでも離そうとしない子。
3) 離れるのはつらいけど、涙をこらえてがまんする子。
子どもの成長にはいろいろなパターンがあるので、それぞれでいいと思います。
しかし、活動が終わって母親が迎えに来た時、ほとんどの子が、抱えきれない大きな身体にしがみつき、必死に抱きしめます。離れていた母親と一つになりたい気持ちが痛いほど伝わってきます。
これと同じ思いを積木を並べたり、積み重ねるときの子どもに感じます。
並べた時に接した部分をそっと指で撫でる子がいます。積み重ねた時に両手で上から下にそおーっと触る子がいます。
三つの積木、四つの積木が一致して一つになっていることを確かめるしぐさです。そしてきちんとつながっていることに満足気な表情をします。
そんな姿を見て、わたしは積木の角を丸めるのをやめました。危険をあれこれ云うひとがいますが、身のまわりは危険だらけです。それに少しずつ対処していく智恵を身につけて子どもは成長しています。
母への思いも積木への思いも同じです。ぴったり感を大切にしたかったのです。 |