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かずの木のこと 2/6

かずの木の創作意図-②

 童具館には、子ども達が創造活動をするために通ってきます。その中でこの<かずの木>はなくてはならない童具になっています。とくに算数の理解が遅れている子どもが何人も<かずの木>によって遅れを取り戻しました。
 「位どり」「くり上がり」「くり下がり」等の計算、掛け算、割り算。面積や体積等ただちに理解できるようになりました。
 しかし、多くの子が「割合」のところでつまづきました。色をつけたり、ビーズを利用したりして、私は子ども達の理解の助けにしました。幾つかの付属品が必要となりました。
 こうした体験の中でつくりあげたものが、この<かずの木>です。

 そして、この童具で直感してほしい究極の目的は創造性と数理的秩序の関係性です。最も解りやすい秩序の世界と自由な創造の世界がどこでどう結びつくか、大きな大切な人生の命題が<かずの木>で遊ぶ子どもの活動からきっと読みとれるはずです。そうした中で子ども達は創造力を開発し、落ちこぼれの多い算数教科を楽しんで身につけることでしょう。どうぞ親子でお楽しみ下さい。

(和久洋三著/『遊びの創造共育法 童具編 かずの木』より抜粋)

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