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ケルンモザイクのこと 第1章-4

<ケルンモザイク>による彩色活動の展開

三原色と三補色

 純色の基本色は赤と青と黄で、これが *「三原色」 です。三原色は混色するとダークグレーになります。そして、赤と黄を混ぜてできる橙、黄と青によってつくられる緑、赤と青によってできる紫の3色が「補色」と呼ばれる色で、三原色と三補色の6色が通常基本色と呼ばれています。これが<ケルンモザイク>の基調色にもなっています。

 この基本色は図5のように循環色の中で、赤 - 緑、黄 - 紫、青 - 橙のように三対に位置する関係があって、この関係を「補色関係」、あるいは「補色対比の関係」と呼んでいます。補色関係にある色は互いの色を最も際立たせる関係でもあります。

 以上の色の秩序を図にしたものが図6です。
 ではこれらの秩序を踏まえて、子ども達にどのような色彩体験をさせることができるか、その系統的な活動の一例を造形表現と関係づけながら紹介します。

*)三原色
三原色以外の純色はこの三原色の組み合わせによってつくられます。フルカラーの印刷物は三原色と黒の4色に色を分解し、4色の版をつくりこれを重ね合わせて印刷されたものです。

(和久洋三著/『遊びの創造共育法 ⑥色面の遊びと造形』より抜粋)

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