制作の過程で経験するもの

(こうや5歳10ヵ月、ゆうり3歳4ヵ月)

2011/11/22(火)
きょうはゆうりの「わくわく創造アトリエ」の日です。
いつものように出発前は積み木遊びです。<くむくむ>で船をつくると、ひっくり返したそろばんに船を乗せて走らせていました。そろばんがタイヤになって、走らせるのにちょうどいいのです。使い方間違ってるよ!とぼやきたくなりますが、そこは飲み込みます。

さて、きょうのアトリエ活動は絵画です。先生が白い布に覆われたモチーフを持ってきました。何が入っているのだろう?においを嗅いだり、叩いてみたり。子どもたちそれぞれがモチーフの正体を探っています。白い布の中から出てきたものは…へちまです。50センチほどでしょうか?かなりの大きさです。出てきたへちまを触ったり、抱えてみてから製作開始。
イーゼルにセットされた画用紙に、直接絵具をのせて塗っていきました。はじめは、赤や黄色の暖色系。筆で勢いよく塗ります。何度も絵具を出しては塗り続け、画用紙が真っ赤に染まりました。へちまの色は緑ですが…とにかく何も言わずに見守ります。自分が描くなら緑を塗ることでしょう。赤で塗ろうと思ったらどう表現するだろうか?これはかなり難しいぞ、などと考えているうちにゆうりは仕上げにかかり、最後はグレーや白を手で塗りたくって完成させました。
額に納められた作品には、へちまの姿どころか、あれだけ塗りたくった赤色さえもわずかに残っているだけです。しかし、勢いのある筆づかいから、ぐっと集中しのめり込んで取り組んだことが見て取れます。満足げなゆうりの様子を見て、全力を尽くして描ききる経験がこの子の生きる力を引き出しているのだろうな、と感じました。