0〜100歳まで遊べる<積木のいろは>の魅力

 これまでの経験で吸収した情報を結びつけ、遊びの世界を広げていく時期です。驚くほどたくさんの量を使ってダイナミックに、また細かいパーツを使った繊細な表現もできるようになります。
 また、お友達とも一緒に遊べるようになり、協力して作品をつくれるようになります。
たくさんの量で積む・並べる
 
4歳7ヵ月
1.<ケルンモザイク>で素敵なツリーができました。
4歳7ヵ月
2. そんな<ケルンモザイク>遊びも大きな作品の一部になります。
   
4歳11ヵ月
積木のいろは40>で大きな山脈ができました。頂上や真ん中に穴を開けて<ビーズ>で飾りつけをしています。
4歳11ヵ月
小さい頃は大人につくってもらったドミノも、1人ですいすいつくれます。
自分の考えたルールで並べる
    4歳7ヵ月(左)
すごろくのコースづくり。「ここは1回休みで、ここに止まったらワープして…」ルールを考えながらコースをつくっていきます。

4歳7ヵ月(右)
<パターンボード>に<ケルンモザイク>を市松模様に並べて作品完成!と思いきや、1つ外してモザイクをずらして遊ぶゲームが始まりました。
きょうだいで協力して遊ぶ
 
4歳7ヵ月
「お風呂をつくろう!」お兄ちゃんのアイデアではじまったお風呂づくり。協力してレンガ積みをします。お風呂ごっこをした後はドミノ遊びへと変化しました。
みたて遊び
   
5歳10ヵ月
もうすぐクリスマスということで、クリスマスツリーをつくっています。すると、途中でツリー用の積み木がピアノに変身し演奏が始まりました。最後はてっぺんまで積んで身長ほどのツリーが完成です。
 
5歳9ヵ月
お父さんを迎えに行った空港で大きな飛行機を見た後、自分で飛行機をつくりました。気分はすっかりパイロットです。収納箱も大活躍。
6歳5ヵ月
恐竜の住むジャングルができました。お手持ちのおもちゃと組み合わせると、いつもと違った世界ができました。
作品の完成度が高くなる
 
6歳5ヵ月(左)/6歳11ヵ月(右)
これまでの表現を総合して整った形の造形ができるようになり、完成度の高い作品が生まれます。緻密なお城もつくれます。
友達と協力する
 
5歳児クラス ―集団用の積み木を使って
みんなですごろくのコースづくり。お友達同士で相談しながら進めます。スタートとゴールを決めたら、すごろく開始!
最初はルールがわからなかった子も徐々に理解し、最後は全員がゴールして終わりました。
 
 
こいのぼりづくり。みんな率先して積み木を積みます。子ども達が中に入れるほど大きなこいのぼりが完成しました。
 
保育園での積み木活動、お泊り保育で出かけた「宮島」がテーマです。ダイナミックでありながら、細部まで丁寧につくりこんであります。
 圧倒的な創造力を発揮する時期です。いろいろな経験を通して取り込んだ情報が、高度な表現活動へと展開されていきます。
 自然に親しんだり、美しいもの、素晴らしいものを見るといった経験を通して、子どもの感性が磨かれていき、作品にも完成度という形で表れます。この世に生まれてわずか数年の間でありながら、品性、調和などを敏感に感じ取っていきます。