0〜100歳まで遊べる<積木のいろは>の魅力

 美しいものに触れて感性を磨きながら、積み木を自在に扱い、表現活動を行います。
 それと同時に、人と人をつなぐコミュニケーションツールとしての役割が強まります。たくさんの人と協力して行う積み木遊びは、何歳になっても楽しいものです。
小学生(低学年)の積み木遊び
 
7歳2ヵ月
秘密基地づくり。さまざまな種類の積み木を組み合わせて、お気に入りのスペースができました。
 
 
7歳2ヵ月
巨大なコースづくり。長くて大きな道をつくった後はボールを転がして遊びます。
 
 
  わくわく創造アトリエでの活動
「天井まで積みたい!」という一心で友達と競いながら積みました。この「やりたい!」という気持ちと完成したときの達成感がたまりません。
    わくわく創造アトリエでの活動(左)
作品完成!どの子もやり遂げた満足感でいっぱいの表情です。
小学生になるとこれだけの量の積み木を使いこなし、高い塔も崩すことなくつくり上げます。

積み木ワークショップ(右)
積み木ワークショップでの一場面。幼い女の子を、年上の男の子が支えてくれます。
ひとつの目的に向かって、しぜんと協力します。
小学生(高学年)の積み木遊び
 
小学5年生の積み木活動です。
思春期にさしかかり仲の良い友達との活動が目立つ頃ですが、普段はあまり話さない友達とも協力していました。「こういうことが大事なんだよなあ」とつぶやいた5年生。積み木活動を通して、人と人が通じ合います。
中学生の積み木遊び
 
テーマは「夢の古代エジプト」。イメージをふくらませ細部までつくり込みました。神殿にピラミッド、スフィンクスとどれも見事な仕上がりです。
高校生の積み木遊び
    1人集中して積んでいます。作者はどこへ?
実は中に入っています。幼い頃から何度も経験している積み木遊びですが、毎回必ずわくわくする発見があります。
保育専門学校生の積み木遊び
 
子どもと遊ぶためにも、自分が楽しさを知っていなければいけません。巨大な円筒ドームを完成させた後は自由遊びへと移行して、素敵な街並みが広がりました。楽しんでつくった雰囲気が伝わってきます。
保育系大学や専門学校、美術大学の学生にも積み木は大人気です。
幼稚園教諭・保育士向け研修会
 
幼稚園の先生や保育士向け研修会の様子です。会場となった大学の校舎をモチーフに作品をつくりました。
主催者は活動の際に「こういう部品が欲しい」と言われたときに対応できる準備をしていたとのこと。「遊びの環境を整える」ことで作品の完成度が変わります。
おばあちゃんと孫で積み木遊び
  お孫さんが生まれたら、3世代一緒に遊べます。
「昔、お子様のために買った積み木を孫に譲ることになりました」そんなお話をしてくださったおばあさまもいらっしゃいます。
ご高齢者の積み木遊び
 
デイケアサービスでも積み木を使って脳の活性化。頭を使って構造を考え、また手先の適度な運動も相まって、積み木活動は幾つになっても創造力をかき立てます。
 揺れ動く思春期にさしかかり人間関係が難しくなる時期でもありますが、積木遊びは普段あまり会話をしない友達や、男子と女子の垣根をとりはらって協力し、大きな作品をつくり上げることもできます。1人ではできないような大きい作品をみんなで協力してつくり上げる喜びは、いつまでも記憶の中に残る大切な思い出になるはずです。
 また、大人になるにつれて技巧的になり、より多くの情報を生かした作品をつくるようになります。やがて、子ども達は先生や親という立場へ、さらに祖父や祖母へと成長し、子ども世代へと積み木遊びは永遠に受け継がれていきます。