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ケルンモザイクのこと 第1章-2

<ケルンモザイク>による彩色活動の展開

有彩色と無彩色の違い

 色彩には有彩色と無彩色があります。無彩色は白と黒とグレー(灰色)がありますが、グレーは白に黒(黒に白)を混ぜていくことによってできる明るいグレーから暗いグレーまでの階調があります。この階調の尺度は「明度」と言われ、白がたくさん混入されたグレーは明度が高く、黒がたくさん混入されたグレーは明度が低くなります。白は明度の最も高いもので、黒は明度の最も低いものです。有彩色は赤、青、黄等のいわゆる色のあるもので、これを「色相」と呼んでいます。人相と同じような色の違いです。

有彩色の循環法則

 *有彩色は赤→橙→黄→黄緑→緑→青緑→青→青紫→紫→赤紫と少しずつ色相を変えていき、やがて赤紫は赤につながります。 この色相のあり様は「循環色の法則」と呼ばれ、四季の移り変わりや、朝昼晩の繰り返し、血液の体内循環等自然の法則と一致するものです。
<ケルンモザイク>ではこの中から明らかに色相が異なる6色を選んで製品化してあります。

*)童具の彩色
この10色が<ケルンボール>には彩色されています。図1にある赤橙、黄橙は橙と色相が似ているので童具には使用してありません。

(和久洋三著/『遊びの創造共育法 ⑥色面の遊びと造形』より抜粋)

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