
第2回 「たくさんの愛に包まれて」
いつもたくさんの方々に声をかけられ、語りかけてもらえることの多い純大は、生後四ヶ月になった日の朝早く、独り言の連発で私達を起こし、「おはよう」の呼びかけに、にっこり笑うようになりました。楽しい一日の始まりです。

うつぶせで足を曲げて、今にもハイハイしそうですが、そのまま、どてん! そこから、飛行機のような格好に変わり、大好きなさくらんぼをくわえたまま、右回りに一周します。朝の体操でしょうか。次に、ケルンボールの中から、赤いボールを出して口にくわえたり出したりを繰り返します。今度は、口の体操でしょうか。その日の昼頃には、おしりをあげて、山型のポーズをとっているかと思えば、夕方には、おなかがついたままですが、ゆっくりとハイハイをしています。ケルンボールをからませて、ズルズルとひきずりながら…。

「いないいないばぁ」にも大興奮です。おばあちゃんが、ベッドの下に隠れ、右から左から、「いないいないばぁ!」と上へ飛び出します。次はどこから出てくるのかな。キャッキャッと声をあげながら、ベッドの上で探しまわります。歌を歌えば、一緒に歌っているようにリズムをとって体を揺らし、リズミカルな呼びかけや語りかけにも大喜びです。
この日一日の成長ぶりには、本当に驚かされました。このような成長を、見逃せない、見逃したくないと、心から思いました。
生後五ヶ月になると、自分で進む~形ある物を手に取る~遊ぶ という事ができるようになりました。カラーボールは大好きで、カランカランと音がしただけで、どこにあるか探し出そうとし、見つけてはお椀ごとひっつかみます。ボールを、右手と左手に一つずつ持ち、カチカチと音を出しては満足そうに喜びます。

生後六ヶ月に入ると、カラーボールとママボールの黄色を両手に一つずつ持ち、真剣な顔つきで噛み比べをするようになりました。ちょうどこの頃、絵本の「おんなじおんなじ」を読むと、左右の絵を見比べていたり、写真の中の私と、実物の私を見比べていました。
ベビーボールやケルンボールの紐を持ち、上へ上げると、それを手で掴もうとします。上手に掴めた時、「やったー!」と声をかけて一緒に喜ぶと、何度も何度も掴みに来ます。絵本を読んでる時は、絵本の中の絵を手で掴もうとします。

童具と絵本に向かう活動がこのように似ているのは、偶然なのでしょうか。一つのものを、毎日繰り返して遊ぶ事によって、絵本の世界での疑似体験と実体験が、純大の中でつながり、一致しているように思えてなりません。

仕事のために、私から離れなれなければならない時でも、家族全員だけでなく、たくさんの大人や子ども達にも、抱いてもらったり遊んでもらったりしています。「あんな事言っていたよ」「こんな事していたよ」と皆が教えてくれます。私一人では気付いてあげられなかったことがたくさんあります。お父さんはもちろんのこと、おじいちゃん、おばあちゃん家族をはじめ、多くの方々の目や心があるからこそ、純大の遊びが広がり、私の気づきも広げてもらえてるのだなと思います。

子育ては一人ではできない事を実感し、多くの方々にみてもらえることの大切さを知りました。
周りの方々のたくさんのあたたかいまなざしに見守られ、幸せな気持ちで過ごせる、この素晴らしい環境に、私達親子は感謝するばかりです。
つかまりだちを、ひとりでするようになった純大、七ヶ月に入って、どんな成長ぶりを見せてくれるのか、とても楽しみです。
(次回へつづきます)
童具ダイアリー お母さんが、純大くんの成長を遊んだ童具と一緒に記して下さいました。
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